スライディングについて

スライディングはとても重要です。

ただし、間違った方法で行うと大ケガをしてしまう可能性がありますし、
恐怖心があってもケガをしますので、正しいスライディングを身につけましょう。
基本的なスライディングは以下の流れです。

1.全力で走る
2.お尻から落ちていくようにする
3.片方の足を膝から折り曲げる
4.もう片方の足はそのまま伸ばしておく
5.足の先端がベースの角に行くような距離から滑っていく(その距離を練習で把握しておく)

以上です。

順を追って説明します。

1については当たり前の事ですが、よく少年野球の指導者が怖いだろうからと言って
ベースの近くから練習させるのを見ます。
ですが、結局は塁間を走りますし、自分のスライディングができる距離を
知っておくためにも私は最初から塁間での練習をお勧めします。

2ですが、スキー教室などでもまずは怪我をしない転び方を教えてもらうと思います。
理論はそれと同じです。
お尻から落ちていけば怪我をしにくいのと痛さが軽減できるからです。

3と4ですが、2でお尻から体が落ちているので、そのまま右足(左足)を折り畳み、
左足(右足)を伸ばすような形にします。
スライディングを上から見た場合「4」という形になるようにします。

5が実は一番重要です。昔、試合で相手の選手がスライディングをした時、
スライディングの始動の距離がベースと近過ぎ、固定ベースとスライディングの勢いとの間で
足首がサンドイッチになり、骨折するのを目の前で見た事あります。
たまに「固定ベースだから気をつけて」と試合前に言うのは、そういう理由もあります。
ですから、常に自分がどれくらいの距離で滑るのか、その日のグラウンドの状態は
どうなのかなどを知る為に、アップで一度やってみるのも良いと思います。
(学生野球では、必ずアップ時に最低1回は練習します)
それと、最初から無理にスライディング後に立とうとしないでください。
いずれ何回もやってれば立てるようになります。
無理に立とうとして「よいしょ」という感じで腕の力で立とうとするのは大変危険です。
地面と自分の体重との間で手首がサンドイッチになり、簡単に骨折します。
(それも目の前で見ました)
ですので私も、塁に出た時は必ず手袋を持って、地面に着けない(手袋を汚さない)という
意識でランナーに出ています。

それと、右足を折り畳んで、左足を伸ばす(右のお尻で滑る)やり方とその逆がありますが
できれば両方できたほうが良いと思いますが、まずはどちらかを覚えましょう。
プロ野球のスライディングを見ていると、ゲッツーを崩すために野手の足に
スライディングをしているのを見受けますが(私も昔はしてましたが…)、
危険ですので絶対にやめましょう。
正しいスライディングが、自分と守備している野手を怪我から守るという事を
意識してみてください。

5/25追記。
スタートは「最高!」ではありませんが、スライディングする位置など、参考になる動画です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt=""> <pre lang="" line="" escaped="" highlight="">

Spam Protection by WP-SpamFree