バッターがヒットを打ち、外野の頭を越えたとします。
その場合、ランナーはできるだけ次の塁へと進塁したいところです。
ここでは1Bヒットと2Bヒットを打った場合のベースランニングです。
まずは、1Bヒットです。
打った瞬間、ヒットだと確信を持てた場合のベースランニングでは
半円を描きながらベースを回る事が基本です。
下記の図を見て下さい。
※クリックで画像が拡大します。
半円を描きながら、ベースを少し追い越す事をオーバーランと言います。
オーバーランは、次の塁を狙うのに必要不可欠です。
打球が1Bよりも遠い順(レフト→センター→ライト)にオーバーランの大きさも
小さくなります。
つまり、
打球がレフト方向(レフト前ヒット)
…1Bを大きく追い越し、ボールを目で追いながらゆっくりと帰塁
打球がセンター方向(センター前ヒット)
…1Bを図程度に追い越し、ボールを目で追いながら、ゆっくりと帰塁
打球がライト方向(ライト前ヒット)
…1Bを小さく追い越し、ボールを目で追いながらゆっくりと帰塁
という風になります。
この時の注意点は、目でしっかりとボールを追うという事です。
普通のレフト前ヒットが、もしかしたらレフトが後逸し、2Bを狙えるかもしれないからです。
こういうベースランニングをしっかりすると、野手をかく乱することにもつながります。
また最短距離で進塁するために、ベースの内側を踏む事も重要です。
「小さく円を描きながら走る」
という事が、ヒットを打った場合のベースランニングの基本です。
次に2Bヒットです。
図を見て下さい。
※クリックで画像が拡大します。
ここでも同じように円を描きながら進塁します。
もし、余裕で2Bになる場合は図よりもオーバーランし、さらなる進塁を目指します。
ギリギリな場合は、スライディングかノースライで、ベースの角を狙うようにします。
■コーチャー
コーチャーはここでも大きな声、ジャスチャーで進塁させるのかをランナーに伝えます。
●まとめ
1.打球を確認しながら走る
2.常に進塁する事を意識しておく