私は投手出身ではありません。
ですから、打者から見た大まかな投手心理は心得ているつもりですが、
細かい技術論にまでは書けません。
ですので、あくまで基本的な事を書かせてもらいます。
ここではモーションについてです。
投手のモーションについては大きく分けて2つあります。
・ワインドアップ
・セットポジション
この2つです。
この2つをもう少し詳しく見て行くと、さらに細かく分けられます。
・ワインドアップ ーーーーーーー ・ワインドアップ
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|_ ・ノーワインドアップ
・セットポジションーーーーーーー ・セットポジション
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|_ ・クイック(すり足クイック)
それぞれ簡単に説明していきましょう。
・ワインドアップ
…TV中継などでよく聞く、「振りかぶる」ことです。
桑田や松坂がこの投法ですね。
球に力が出るという投手も多くいますが、振りかぶる分余計な体力が必要になります。
・ノーワインドアップ
…振りかぶらない投法です。
体力もいらず、ワイドアップ投手と微妙にモーションスピードが違うので、
打者のタイミングをずらすには有効な投法かもしれません。
この2つのモーションは、ランナーがいない時のモーションです。
ワインドアップの参考動画です。
次に、ランナーがいる時のモーションです。
・セットポジション
…牽制が出来る投法です。
ノーワインドアップと同じで、球威が出にくく、体重が思うように乗らないという
欠点もあります。
私はランナーが3塁にいる時に使うのが良いと思います。
ワインドアップとセットポジションの比較動画です。
では、ランナーが一塁にいる時はどうすれば良いか?
その場合に使いたいのが「クイックモーション」です。
・クイックモーション
…これは「足の速いランナーを走らせない、2塁でランナー刺す」ために考案された投法です。
普通のセットポジションよりも全体的にフォームを小さくするため、投球動作が早く、
ランナーを刺しやすいモーションです。
これよりさらにモーションを小さくしたのが、「すり足クイック」です。
参考動画(02:36〜)を見て下さい。
ランナーを刺すには、バッテリー間の連携がとても重要です。
練習して、使い分けましょう。