17戦7勝10敗
■打撃 ・四球の少なさ 今年はチーム全体を通して、四球が少ない印象が強いです。 もちろん、好球必打で早めのカウントから打っていくという スタンス(気持ち)は必要です。 自分の得意なコース、好きなコース、待っていたコースのボールに 手を出すのであれば構わないと思います。 しかし、ただ闇雲に「ストライクゾーン」だからといってスイングして、 チャンスを逃してしまう場面も、今年は多々見られました。 「自分が本当に一番打ちやすいコース」をもう一度考えてみてください。 ・フォームの大きさ フォームが大きいとスイングの始動からインパクトまで、 小さいフォームと比べると、時間を要します。 その為、スイングスピードのアップが不可欠になってきます。 つまり、常に筋トレや素振りなどの努力が必要になってくるのです。 自分のフォームとスイングスピード、そしてタイミングがきっちり合った時に、 初めてボールが鋭く飛んでいきます。 また、バットを寝かせた小さいフォームの場合、 バットの重みをどうしても上半身で支えがちになります。 そうすると、力みが生じ、どうしてもインパクトの前で力が入ってしまい、 「バットを振ること」が目的になってしまいがちです。 しかし、あくまでも目的は「バットの芯にボールを当てること」のはずです。 小さいフォームの場合、とにかく上半身を楽にすること。 …といっても、なかなか力が抜けにくい場合は、 「膝の力を抜く意識を持つこと」です。 不思議と膝の力を抜いて楽にすると、上半身の力も抜けます。 バッティングセンターででも試してみてください。 ・スイングのカタチ スイングは体の中点(腰)から下で行うのが基本です。 上半身はあくまで、バットをボールに当てる軌道を コントロールすることのみに意識を持ちましょう。 ■走塁 ・せっかくの武器を活かせていない 盗塁の数は、昨年と比べると減少傾向にあるのではないでしょうか。 数が減少した人は、原因が「スタート」にあるのか? 相手捕手の肩にあるのか?そもそも塁に出る機会が少なくなったのか? 自分の衰えを感じ始めたのか?改善の必要があると思います。 ・牽制死の減少 チーム発足時によく見られたアウトの取られ方。 まだ0ではなものの、こちらは改善が見られると思います。 自分が帰塁できる距離=アウトにならない距離を 自分の体で覚える事は、とても重要な事です。 ・スコアに載らないミス スコアリングポジションに走者を進め、 あと1点が欲しい時に、オーバーランできずに、残塁で回を終わるという 機会が多かったと思います。 多少のギャンブルでも、どうしても1点が欲しい場面は 試合を通して必ず出てきます。 来年は今まで以上に積極的に塁(本塁)を取りに行きましょう。 ・リードの短さ リードは投手がセットポジションに入るまでに 完了するリードだけではありません。 「第二リード」はきちんと取っていますか? 先ほど書いたスコアリングポジションにいるのに、本塁に戻れない場合には、 この第二リードが少なく、スタートが遅れてしまうという原因も多々あります。 ■守備 ・送球ミスの減少 今年一番感じた部分です。 昨年までは、内野ゴロに討ち取った→送球エラーで相手が出塁。 という場面が多々見られました。 今年のように、確実にアウトを取るのであれば、 ワンバウンド送球で構わないのです。 どんなスローイングでもアウトはアウトです。 ・悠々とスコアリングポジションへ これは主に捕手のスローイングの問題。 今年の後半から#14さんも捕手のポジションに入り、 来年はこういった場面も少なくなってくるのではないかと 思います(希望的観測)。
・雑なプレー 送球のミスが少なってきてはいますが、 一番一塁に近いセカンドのポジションからの送球ミスが 目立つ場面が多かったと思います。 あるいは、確実な捕球が出来ていればアウトにできた場面でも、 雑にこなしてしまい、結果進塁を許してしまうという場面も見られました。 何事も丁寧に。常に意識しておく事だと思います。 ・突っ込む思い切り これは外野手のプレー。 浅いフライであれば、もっと思い切り前進してきても構わないと思います。 チームは全体的にカバーリングができているので、 恐れずに前に突っ込む勇気が必要だと思います。 ・内野前進守備時のポジショニング 主に、走者が三塁の場面。 ポップフライを内野と外野の間に落とされてしまうという場面も 何度か見られました。 内野が前進守備を敷いた場合、外野手のポジションは広がります。 それを常に外野手は意識しておくこと。 そして、ポップフライであれば前に出て、バックホームに備えること。 きちんと出来ていれば対応できるはずです。 ・アウトカウントを常に頭に入れておく 遠くの塁へ投げなくても、近くのベースを踏めばアウトになるケースや、 近くの塁へトスしてやれば、フォースプレーになる場面も見られました。 アウトカウントを考え、実際にボールが自分のポジションへ 飛んできた場合、あるいは自分の隣のポジションに飛んできた場合の カバーリングを常に意識しておくことです。 ■チーム全体を通して ・1点の重たさ 今年は僅差で敗れるという試合をよく見た気がします。 1点を取る事は大変な事です。 だからこそ、雑なプレーをして、簡単に1点をやらない。 そして、1点を取れるチャンスで自分の打順に回ってきたら、 打って出る事はもちろん、四死球に拘らずに進塁、 及び自分の出塁を心がけること。 一試合の中で、そうそうチャンスは巡ってきません。 その波を、個人で、あるいはチームで逃さない事は、 野球全体を通して、とても大切な事です。 ・あきらめちゃダメ 一つ目の諦めは、自分自身の成長のこと。 自分の技術を頭打ちと思っている人は、とても損をしている人だと思います。 自分はまだまだ伸びると思っている人と、そう思わない人とでは、 同じ練習量をこなしていても、力の差、技術の差が自然と開いていってしまいます。 私自身も学生の頃より、野球を理解し、技術的に成長できていると感じています。 二つ目の諦めは、負けていても逆転を信じる気持ち。 今年も恐ろしい得点差をひっくり返しての逆転勝ちをした試合がありました。 野球は心理的な部分がとても一つ一つのプレーに現れやすいスポーツです。 「まだだ、まだ終わらんよ」 一人一人のそういった気持ちを声やプレーで表現し、 チーム全体にそれが広がっていけば、 チームにムードを作る事ができ、やがてそれが波になって、 相手チームに対する事ができるようになるはずです。 それは別に野球経験の差ではなく、 ただ純粋に「勝ちに拘る気持ち」から生まれるものだと思います。
来期は身を置く環境が大きく変わることが想定されます。
真剣味や緊張感が今までとはガラッと変わるかもしれません。だとすると、味わう悔しさも喜びも質や大きさが全く違うものとなるでしょう。
昨シーズンは通年負け越しですから、まずは五分に。そして一つでも多く勝ち越したいですね。
努力目標は2勝1敗ペース。上記の環境下で、通年で勝ち数が負け数の倍になったら、それはそれは大きな成果だと思います。
まぁ解決すべき課題満載ですが、やり遂げたいね。
>#21さん
一球、一球の重み。エラーの重み。
そして、1点の重みが来期は今までと変わってくるでしょう。
それを窮屈と感じるか、楽しいと感じるかは個々の判断でしょうが、
そういった中で実戦を重ねるのも、チームに今まで無い緊張感を与えると思いますので、
プラスに働く事を願っています。