■見逃し三振はしない 〜2回の攻撃〜
見逃し三振はしない。これはとても大切なこと。
また、こちらの2回裏の攻撃は非常に重要な場面でした。
試合には「流れ」があります。
普段劣勢のチームも、この流れに乗ると一気に勝機を掴め、その試合の流れをモノに出来ますが、
その流れを掴み損ねてしまうと、逆に一気に形勢が不利になってしまいます。
特に流れの行き先を決めるのが、たった一つのエラーや一つのミス。
この流れを変えてしまうポイントは、何年やっていても本当に怖いものです。
先日の相手チームの投手は、「ストライク」と「ボール」がハッキリしている投手でした。
という事は、逆に見極めがつきやすいということ。
また、2回のこちらの攻撃時は相手にとっては嫌な流れ(ヒットではなくエラー)から
ピンチを迎えていたので、早くアウトを取って攻撃を切りたいところ。
という事は3球勝負で来ることは予想できたところです。
2ストライクに追い込まれたら、完全なボール球以外は振っていくこと。
つまり、クサイ球は必ず手を出すことです。これも基本の一つです。
■ファンブルした後
眩しい中で、エラーをしてしまったのなら仕方がない。
重要なのはその後。
よくエラーをした後、転がったボールを拾うのにグローブを使って掴もうとする人を見かけますが、
ただでさえ走者を進めている状況で、グローブで拾う→利き手に持ち変えるという動作を行っている
余裕はありません。
そういった場合は、直接ボールを利き手で掴む→カットへ投げるという流れのほうが、
ワンテンポ早く処理できるので、走者を本塁手前で止める事もできるかもしれません。
細かい事ですが、こういった一つ一つをきちんと処理する。体で覚えていく事が大切です。
エラー後の重要な点は、さらなる被害を広げないように冷静になること。
そして、まずはカットまできちんと送球することも、重要な点の一つです。
■投手はきちんと
セットに入る時、投手はきちんとグローブを止めましょう。
いらないボークを相手に与えてしまう事にも繋がります。
サインを見る→きちんとセットに入る。落ち着いて行えば、そんなに難しい動作ではありません。
■ボールが来ない時
野球はサッカーやその他のスポーツと違って、常時全員が動くスポーツではありません。
この事は毎年この時期になると言っていますが、これからどんどん寒くなる中で、
野手は、いつ・どんな状況でもすぐ動けるように準備をしておくこと。
その場でジャンプをしても良いですし、肩を回していても良いですし、
ステップを踏んでいても構いません。
相手ベンチからよく聞こえる「足を動かしておけ」という言葉は、
「いつボールが飛んできても良いように準備をしておけ」ということ。
そのためにも体を動かし、冷やさない事が大切です。