9/18(土)試合もろもろ


■牽制球に関するボークの規定

牽制球に関するもののみ抜粋。以下、ボークを取られる行為。

(b) 投手板(プレート)に触れた状態で、一塁へ送球する動作を起こして実際に送球しなかった場合
・プレートに触れた状態でも、二塁、三塁への偽投はボークになりません。
ただし、投げた塁に走者がいないとボークになります。
つまり、プレートを踏んだ状態で一塁へ偽投をした場合と空の塁へ送球したらボークになります。
・プレートを外せば、一塁に対して偽投してもボークになりませんが、
本塁(打者)に対しての偽投は認められません。
(c) 投手板に触れた状態で、自由な足を牽制方向に踏み出さずに牽制した場合
・プレートを外せば、どのような投げ方であってもボークにはなりません。
三塁に向かって偽投をした後、振り向きざまに一塁に送球した場合は、
軸足が投手板から離れてさえいればボークにはなりません。
(d) 投手板に触れて、走者のいない塁に送球した、あるいはその動作を起こした場合
・盗塁しようとした走者をアウトにするために、走者のいない次の塁へ送球するなど、
守備行為のために必要な送球であれば差し支えありません。
・ホームスチールやスクイズを防ぐために、投手がプレートを外して本塁に投げた場合、
それは「投球」ではなく「送球」となり、捕手がフェアグラウンドに出て捕球しても問題はありません。
この「送球」に対して打者がスイング等の打撃行為を行った場合は、守備妨害となりますが、
プレートを外さないで本塁に投げた場合は「送球」ではなく「投球」となり、
打者はそれを打っても構わないので、これをフェアグラウンドまで出て捕手が捕球した場合は
打撃妨害になるので、「ボーク+打撃妨害」となって、打者にも一塁が与えられます。

私が常に「プレートを外せ」と言っているのは、間際らしい行為を行わない為にも、
まずプレートを外しておけば何の問題も無くなる為
です。

■守備範囲

下記は、本来の適正だと考えられる守備範囲を表した図。















次に先日の試合時における、初回時の守備範囲(だと思われる)を表した図。















私を含め、それぞれが極端な守備範囲になっている事が分かります。
それぞれ「チーム事情」もあると思うので、全てが適正にならないとは思いますが、
しかし、あまりにも適正な状態と比べ、開きがあると思います。
これは後でも書きますが、「自分が捕球できる範囲」が守備範囲なのではなく、
「自分が捕球しに行かなくてはならない範囲」が守備範囲
なのです。
これを意識していないと、アウトに出来る打球もアウトにできず、
打ち取った打球でもヒットになってしまう確率が高くなるのです。

■タッチは足下に

帰塁する走者、進塁する走者をタッチプレーでアウトにする場合ですが、
上半身へのタッチをよく見かけます。
自分が走者の場合、帰塁・進塁する場合にどこが始めにベースに着きますか?
もちろんヘッドスライディングをしていなければ、足からベースに着きますよね?
ですからこちらが守備に着いている時も、相手走者の足にタッチをするようにしましょう
でないと、送球は間に合ってもタッチでセーフになってしまうという
MOTTAINAIことになってしまう場合があります。

■自分から積極的にボールを捕球しに行く気持ち


こういう部分はその人の人柄、人物像がとても垣間見える場面。
グラウンドの外ではもの静かだけど、グラウンドの中でももの静かな人。
グラウンドの外では元気だけど、いざという時に消極的になってしまう人…などなど。
普段から「自分がやらなくても誰かがやってくれるだろう」と受動的に日々を過ごしている人は、
グラウンドでもそれが出てしまうのかもしれません。
ここで言いたいのは技術的な事よりも、精神的な部分で相手打者や投手に
勝てない人は、それ以上の+αは得られない
ということ。
打席に入るという事は、打ちたいという気持ちがあるんですよね?
守備に着くという事は、打球を捕球、あるいは捕殺をしたいんですよね?
どんな事でも、何よりも気持ちが大事。
その気持ちで何かをコツコツ積み上げていかなくては、技術的な進歩や最良の結果は、
決して得られないと思います。
守備時にはその気持ちを表現する形こそが「声」であり、
その声で打者を追い込み、投手を励ます流れになる事が自然な流れ
なのではないでしょうか。

■状況を常に意識する


「野球は馬鹿にはできない」。これは私の恩師の教えです。
常に状況を考え、イメージし、自分が何をしなければならないかを考えておかねば、
いざという時の「一歩目」が遅れてしまいます。そのせいで追いつける打球も
追いつけなくなってしまう事も多々あります。
また、その状況・イメージをイチイチ全野手に私から伝えていては、時間がいくらあっても足りません
(本当はしたいですが…)。
故に一人一人の野手に任せるしかないのです。

動画にもコメントを書きましたが、状況を知る、覚える、考える為に、
このブログで何度も書いてきたように野球を見る、見て考える、考える際に自分と照らし合わせて
考える
事が大切になってくるのです。
それでも不安なのであれば、声を出して野手に聞く、確認し合う、警戒させる事が大切なのです。
エラーをしても根気強く「スタメンの野手」として、監督に使ってもらってますよね?
また、試合で同じポジションを長い間務めてきているはずですので、
かなりの経験値が蓄えられてきているはずですよね?

「やろうとしてできない」という事と「すべき事が分からない」というのは、
結果は同じであれ、全く意味が変わってきますし、近くから見ている人間には
それがどちらなのかがすぐに分かります。

「やろうとしてできない」=努力した結果、残念ながら成功しなかったプレーの為に、
「ドンマイ」という相手を励ます言葉があるのではないかなと思います。

「すべき事が分からない」のであれば、人数が多い時は一歩引いた状況で、
ベンチから野球を見て覚える事もとても大切な事だと思います。
自チームの試合であれば、ガヤで一生懸命になり過ぎたり、お酒を飲んでしまって
試合の大切なプレーを見逃す事もないですよね。
それに、普段は「DHあり」の状況なのですから、打撃で貢献する事もできると思います。
これも立派に試合に参加している事になると思います。

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