8/14(土)試合もろもろ


■やっぱり声

暑い中での試合、やはり一番苦しいのは投手です。
相手チームの投手は、制球難に苦しんでいましたが、
相手三塁手からしか投手にかける声は聞かれませんでした。
集中力を保つ為にも、何でも良いから声を掛け合い、励まし合うこと。
時と場合によっては叱咤も必要。
これは大切な事だと思いますし、そういった意味でも
こちらが有利に試合を進められていたのかなと思います。

■ボールの軌道を確認する

2ストライクに追い込まれてからではなく、
自分のストライクゾーンを確認する意味でも、常にボールの軌道を目で追う事は大切。
つまり、キャッチャーミットに入るまでボールを見続けるという事です。
自分が完全に「ボール」だろうと思っているいる軌道でも、
審判にストライクを取られる可能性もありますし、
際どいコースがストライクゾーンにギリギリ入っているのかどうか、
その日、目はしっかりとボールに付いていけているかを確認するのも
打者の大切な役目です。
ボールの軌道を追わない人は、自信があるように見える場合もありますし、
ガチガチに緊張しているように見える人もいます。
もっと言えば、そういった一つ一つのプレーを確認できているか、
心理的な余裕があるのか、ないのか。
巧い捕手はそういった部分も見ています。

■リードの距離

リードが小さいと、盗塁、または進塁する時に苦労します。
牽制された→戻った→ワンテンポ置いてタッチされた。
これは、もう少しリードに余裕がある(リードができる)ということ。
先日の試合で、画面の左端ギリギリに自分が見切れているという事は、
まだまだリードに余裕があるという事です。
盗塁、進塁時に良い意味で自分が楽をする為に、
自分が牽制球でギリギリで戻れる距離を、体で覚える事は重要です。

■塁の廻り方

ヒットを打ったで自分の役目が終わるわけではありません。
ヒット性の当たりが出た瞬間、自分は「打者から走者に変わる」のです。
走者の役目は言わずもがなで、本塁に帰ること。
その為にも次の塁、そのまた次の塁に進みやすい廻り方を意識してみてください。
高校野球でもプロ野球でも、打球が外野に飛んで、一塁を駆け抜けている人はいません。
そういった事を意識して野球を見る事は重要です。
毎日熱戦が続いている高校野球を見る機会があれば、
プロ野球よりも自分たちにとても参考になるプレーは多々あります。
見て、考えて、実践する事が何かを自分の技術にする近道です。

■フライの捕球

「なぜ両手で捕球するのか」
利点はいくつかあります。

・確実に捕球ができる
・ゴロ捕球の場合では、真正面に入らなければ両手で捕球できないので、真正面に入るクセが付く
・フライの場合も同じで、落下点に入らなければならないので、素早く落下点に入るクセが付く
・送球までの時間を短縮できる
などなど。

フライを落球する場合の確率として、ほとんどが落下点に入りきれていないためです。
90%以上の確率と言えるでしょう。
片手で捕球するクセが付いている人は、このクセを直すのに時間がかかると思います。
なぜなら片手捕球は楽だからです。

片手捕球の場合は、腕を伸ばして届く範囲では捕球ができます。
つまり足を動かさなくても、腕を伸ばせば何とかなるという意識があります。
両手で捕球する場合は、ボールの正面に入らなければなりません。
でないと、両手で捕球がしにくいからです。
真正面に入るには、足を常に動かさねばなりません。
足、膝を常に使わないと正面に入りにくいからです。
そういった事を怠けていると、やがて片手捕球が身に付き、試合の中で痛い目に合います。
落球、エラー、後逸、失点…。

もちろん、片手で捕球しなければならない場面もあります。
走者が二塁にいて、打者が外野にゴロの打球を打った場面などです。
そういった場合は、腰を落としてグローブを立てて、本塁へ送球するという場合もあるでしょう。
しかし、大切なのは基本的な動き。
両手で捕球をする。その為には体を真正面(相手)に向ける。
その為には、ボールの正面へ足を使って入る。
これはキャッチボールでもできる事です。
先程書いた「打者が外野にゴロの打球を打った場面」でも、打球の正面に入っていなければ
後逸する確率が上がります。

これをフライに置き換えても同じこと。
まずは落下点まで全力で走る。全力で走った結果、または打球が飛んできそうな
ポジションを取れていた場合は、キャッチボールと同じで余裕をもって捕球をする。
もちろん走る時に、グローブを出して走っていてはダメですし、いざ打球に追いついても、
捕球する事は難しいでしょう。
キャッチボールや基本を疎かにしていると、試合で痛い目に合うのは自分。
チームに迷惑をかけるのも自分。信頼を失ってしまうのも自分です。
応用は基本がしっかり身に付いてからです。
野球の神様に、ラッキーパンチは何度も通用しません。

■3ボール・ノーストライクというカウント

点差があまり無い試合の場合、私個人としては、
このカウントで振りにいって良いのはクリーンアップだけだと思っています。
打撃時のサインの一つに「ウェイティング」というサインがあります。
そのままですが、要は「待て!」というサイン。
相手投手が制球に苦しんでいる場合で、「3ボール・ノーストライク」のカウントの時に
「一球待って、様子を見ろ」というサインです。
そのほうが4ボールの可能性も高まりますし、1球ストライクを取られても、
バッテリーはあと2つストライクを取らなければならないからです。
では、先日の試合の場合はどうか?
少し細かい話ですが、終盤、点差が5点差以上ある中で#14さんは、
このカウントの時にバントのそぶりを見せ、ストライクを1つ取られました。
3ボールですから、4ボールを出したくないバッテリーとしては、
ストレートのサインで甘めの真ん中寄りのボールが来る確率が多いです。
そのボールを打ちにいくか、いかないか。
私が#14さんの立場であったら、結果はどうあれ、思い切り振りにいったと思います。

なぜなら
・点差が5点差以上あり、こちらがリードしていた
・走者が二塁にいて、自分が内野ゴロでも進塁させる確率がある
・際どいコースは難しくても、真ん中寄りのコースならヒットにさせる自信がある
・たとえ空振りでも、あと2つストライクを取られなくてはならない
また、あと一つボールだったら4ボールで塁に出れる
・たとえ走者が進塁させられなく、自分がアウトになっても、チームにとって痛くはない
などなど。

試合(ゲーム)は生き物です。一球一球場面が変わります。
その状況の中で、自分がどうすれば良いか、分からなければ確認すること。
分からなければ聞けば良いだけです。
また、常に自分が「打撃」、「得点」、「出塁」に積極的でいられるかということ。
4ボールも確かに出塁できるチャンスですし、大切な事です。
点差があまり無い場面では、その選択が重要なカギになります。
残念ながら大差があり、しかもこちらがリードしている試合を
今まであまり作れていない事は確かです。
ですので、こういった状況下でのゲームの経験があまり無いのも分かります。
ですので、これも一つの経験。
この経験を糧にして、次に活かせば良いと思います。
ただし、常に「打撃」、「得点」、「出塁」には貪欲にいきましょう。

■ヒットの後、ファインプレーの後、得点の後

私自身の経験として、何かの後が特に重要だと考えています。
例えば、ヒットの後の走塁、次の回での守備時でのミス。
ファインプレーをした後の回での打撃時、走塁時のミス。
得点を上げた次の回での失点に繋がるミス。
チームが盛り上がるプレーをした後は、「勢いに乗っている」時もあるでしょう。
その時に「勢い」ならば良いですが、「調子に」乗ってしまうと、痛い目に合います。
ですから、打撃は打撃、守備は守備。
良いプレーをした後こそ、気持ちを入れ直して丁寧にプレーをするようにしていきましょう。
逆の事を言えば、失点に繋がる守備のミスをした後、得点圏に走者を置きながらの三振の後等、
気持ちをきっちり切り替えてプレーをするようにしていきましょう。

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