11/23 試合雑感

11/23(月) 6時〜 上井草球場 VS 木馬戦。
結果:2対2で引き分け。

・試合内容

簡単に言えば投手戦。
終盤まで0対0が続いたが、相手チームの攻撃時、エラー出塁したランナーがワンヒットで帰り、1点献上。
ヒットで出たランナーも内野ゴロの間に帰り、2点目献上。
最終回のこちらの攻撃時に、エラー出塁したランナーを1塁に置いて、#16さんが三遊間を抜くヒット。
シングルヒットかと思いきや、相手のレフトがまさかの後逸。結果ランナーが2人帰り同点。
その後、4番#10さんがヒットで出塁。#27が左中間を抜く2Bヒットで勝利…の予定でしたが、
時間切れにより#27の打席の前で終了。
(一部、希望的観測を含む)

・所感

投手は一人で完投。コントロールを重視した素晴らしい内容。
守備については、細かなミスはあったものの、全体的に堅かったと思います。
外野フライも難なく抑えてましたし。
ちなみに、外野にフライが上がった時の私の心の中は毎回こんな感じ
攻撃については、3番・5番のクリーンナップが計4三振では投手を助けられない。
4番以外のクリーンナップがこれでは点が入るはずがない。
…反省してます。
でもナイスリードだったよなぁ。
以下、本日参加された方には重複する内容もありますが、昨日の練習の雑感も含めて
書いていきます。




■負けているときの走塁編

同点の時、あるいはこちらがリードしている際には、積極的に次の塁を狙っていくのがセオリー。
しかし、こちらが負けている時は塁を溜めていくのがセオリー。
相手投手のクセ、捕手の肩、野手の塁への入り方、配球、カウント、自分の脚力。そういった事を常に考え、
観察していないと本来盗塁はなかなか成功するものではありません。
一か八かの賭けの積極的な走塁編は、点差がある場面では「暴走」なだけです。
つまり、こういう事です。


特に三盗は2塁ベースよりも捕手から距離が近いため、アウトになるリスクが上がります。
せっかくのチャンスを失ってしまう…。負けている場面では致命的であり、
せっかくこちらに来た流れが相手に戻ってしまう危険もあります。
また、ランナーの仕事としては

・隙を突いて次の塁を狙う。
・最短距離でダイヤモンドを回り、本塁へ帰る。

コーチャーの仕事としては

・ランナーへの指示、確認。

ですが、共通している仕事は相手バッテリーにプレッシャーをかけることです。
その為にランナーは第二リードまできちっと行い、コーチャーはプレーができない分、声で相手に
プレッシャーをかけるのです。
投手はランナーを背負う事は嫌なものです。そのランナーにちょこまか動かれるのはもっと嫌です。
例え力の差がっても、相手のミスを誘う事に成功して、苦労せずに勝手に相手が自滅してくれる
パターンもあるのです。
ただ、こういった事は大まかに野球を見ているだけ、こなしてるだけでは覚えられません。
練習は体を使って技術を会得する場所。試合はその技術を活かし、頭を使って勝利を掴む場所です。
つまり野球とは頭脳をフルに使い、相手心理を読むスポーツです。
今、何をしなければならないか?個人ではなくチームとして何が必要か?を考えながら
残りの数試合をプレーしてみてください。

■守備から流れを掴む

投手が好投しているのにも関わらず、守備が崩れて流れが悪い方向にいってしまう…という形は
何度も見て、体験してきていると思います。その逆のパターンもあります。
それだけ守備というのは大切なこと。だからこそ練習をしなければならいのです。

■点を入れられた時


今日のような僅差の試合の場合、その均衡が破れると、途端にシュンとしてしまうのがチームの特徴。
点を取られて一番悔しいのは投手です。そういった時こそプレーで、声で投手を励まし、
盛り上げる事が必要です。
誰かが口火を切れば、後に続く事ができるのですから、その誰かになる事を一人一人意識してください。

■投手のリアクション


これは相手投手の話。
レフト前ヒットがホームランになってしまい、勝ち星が消えてしまうのは確かに悔しいことですが、
嫌気が刺したようなリアクションは、返って野手に悪影響を与えてしまいます。
それは私がいつも言っているような「叱咤」とは、意味が違うと思います。
こちらとしては、その隙につけ込み、ここ一番の大声で喜び、プレッシャーをかけて
相手を追い込んでいきます。
エラーをした野手の心理を考えると

エラーをして悔しい
→もうミスはできないという気持ち
→プレッシャーになり、緊張し、声も出なくなる
→力んで、同じミスを繰り返す。
それが個人だけでなく、場合によっては他の野手にまで伝わる事があります。

以下、昨日の練習について。

■ボール回し


野球の基本「捕って投げる」。それ以上でもないですし、それ以下もありません。
これはとても大切な練習であり、どこのチームでもできる練習です。
経験上、ノックの前は必ずこれを行います。公式戦の前でも必ず行います。
逆に相手のチームは、このボール回しから始まるノックの様子を注視して、ケアする野手を見定めます。
もっと言えば、ボール回しを見ればそのチームの力量が分かると言われています。
次回以降の練習でもクイックも含めて、徹底して行いたいと思っています。
またちょっとしたコツとして、例えば自分は一塁ベースにいて、二塁から来るボールを本塁に投げ、
本塁にいる選手が三塁に投げるパターンがあるとします。
その場合、二塁から来たボールを本塁にいる選手の正面に投げるのはあくまで基本ですが、
少しだけ三塁ベース寄りに投げてやると、本塁にいる選手はクイックに入りやすいです。
(これも思いやりの一つです)
これは次回以降実際にやってみます。

■練習のための練習

練習はなぜ行うか?試合で結果を出すためです。
つまり、常に試合を意識した練習を行わなければ意味がありません。
ノックでもランナーを想定する。
ダブルプレーを狙うノックでも、ボールを落とした場合は打者走者を刺すように練習をする。
ボールが逸れてフォースプレーができない場合も、架空のランナーにタッチする。
ランダムノックでは、カバーにちゃんと入る。
怪我をしないスライディングを体で覚える。
などなど、常に考えられる事はあると思います。
練習を軽視するチーム、そして練習を練習としか捉えていないチームは、
結果的に試合を行っても勝てません。

ましてや、練習で行っていない事は試合では成功しません。
最後にマメ知識として、昨日のような合同で練習を行う機会は今後もあると思います。
自チームであれ他チームであれ、年齢の上下関係なく、ノックを打ってくださったノッカーに対して、
ノックを上がった後に帽子を取って一礼するのは最低限の礼儀です。
またノッカーも、ノックを受けてくださった選手に向かって一礼するのが礼儀です。

 

One Response to 11/23 試合雑感

  1. SECRET: 1
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    ゴーと何度言われても,ゴーではないということは勉強させていただきました。
    ただ,このあたりの戦術(戦術というほどではないか?)も,練習というか事前によく伝えていただいたほうが,誤解がないかと。
    頭を使えと言われればそれまでですが,それなりに経験を積む,もしくはそれなりの事前学習がないと,野球における頭の使い方が間違っている可能性もあると思うんですよねぇ。
    裏ノートを期待しております。

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