11/7 試合雑感

昨日書こうと思ってましたが、なぜかFC2にログインできず、今日に繰り越し。





11/7(土) 6時〜 松ノ木球場 VS BlueFox戦。
結果:9対2で勝利。
投手は一人で完投。
「打たせて取る」という言葉をそのまま実行できたような素晴らしい内容。
守備については、内野は堅かったと思います。
外野については、あと一歩…。全体的に硬い感じがしました。
打撃に関しては、普段こちらがやられているような「エラーにつけ込み、一本で返す」という野球が
今回は逆にこちらが出来ていました。
「勝って兜の緒を締めよ」という事で、細かい事を何点か。

 




・フライの処理

抑えられた場面は何回かあったと思います。
センター前に2回、とライトに1回、セカンドに1回だったかと。
結果としては捕球できた場面もありましたが、プロセスとしてはまだまだ。
先日の試合は違いましたが、普段ああいったエラーからつけ込まれ、バタバタと点を取られる。
言わば「隙」を相手に与えてしまう訳ですので、練習の機会が少ないのは確かですが、
しっかりとやっていきましょう。
目で視認する→脳で理解する→体が動く(反応)する。
バッティングもそうですが、上記の事を頭ではなく体が勝手に反応しなくてはなりません。
「ゴロだから」、「自分の守備範囲ではないから」と一球一球反応する「練習」を怠っていると
いざという時に反応出来ません。
自分がセンターを守っている場合でも、サードゴロに体が反応するくらいの集中力は必要です。

ライト

→結果的には捕球してアウト。しかし、一歩目が遅すぎます。
「あっ、飛んで来た」と思ってから体が反応していたのでは遅いのです。
いつ自分のところに飛んで来ても良いように、その準備の為に守備には「構える」時間があるのです。
もっとイージーに処理できたフライだと思います。

センター

→一回目は、前進してグローブにかすって落球。
追っている最中にグローブが出ている。確か先々週もあったと思います。
何度も書きますが、グローブを出すのは「追いついてからで良い」のです。
それまではまずダッシュ。上体を起こしてダッシュしては、それだけでスタートを遅らせます。
出来ないのであれば、原っぱでもどこでも練習に付き合いますよ。
二回目は守備位置と逆方向に落ちてしまってヒット。あれも捕球できたフライだと思います。
その後に一度だけ、私が守備位置を指摘しました。
「同じミスを同じ試合の中でしない」というのは大前提。それでもミスをした時と同じ位置を
守備していてはダメです。
「左打者だから左に寄る」というのは、あくまでも基本ではなく「基準」であり、
同じ打者でも「ファールの傾向」や「スイングの軌道」から色々な判断が出来ると思います。
振り遅れているのか?タイミングが速いのか?踏み込んでいるのか?開いて打っているのか?
それは後でも書きますが、「観察力」が足らない証拠です。
もっと言えば「感じる」ということ。感を働かせてください(後ほど詳細)。
物事を身に付けよう、覚えようとしている過程では、結果ではなくプロセスが大切です。
「捕れたから良い」では、その後の進歩はありません。

セカンド

→だからぁ、フライが上がったらぁ、まず半m(以下、省略)。

・牽制


先日も三盗されました。
盗塁する事が今までの傾向から見ても分かりきっているランナーです。
ああいった場面でこそ牽制が必要なのです。
先日は点差が開いていましたが、そういった「余裕がある時こそ、普段できない練習」を
試せる場面でもあります。
ですから「ランナーのリードが大きいから牽制」、「リードが小さいから牽制しない」、
「刺せそうだから牽制」、「1点くらいあげても良いから牽制しない」ではないのです。
結果的に1点を献上したとしても、「それまでに出来る事は全てやったか?」を自問してみてください。
草野球において、牽制→牽制死はラッキーなだけです。
あくまで「次の塁を狙っているランナーを牽制する事が重要」なのです。
ですので、ランナーがいかに「走りにくい状況を作れるか」なのです。
ああいう場面では、特に二遊間に野球感や観察力が試されます。
タイムを取って投手に近寄って「牽制してね」と声も掛けれたはずです。
ただプロ野球を漠然と見ているだけでは覚えられないこと
たくさんあります。

・四球

打って塁に出るのはもちろん大切。
ただし、昨日のような押せ押せの場面で、四球を選ぶ冷静さを持っていられる事は、
もっと大切な事だと思います。

・走塁編及びコーチャー


ここでは3点。
一つは、コーチャーの声が足りない。
これも何回も言っている事ですが、コーチャーを任されている時こそベンチよりも大きな声や
大きなジェスチャーが必要です。
そしてランナーに声を出させて疲労させないということ。
私はクセでランナーの時も声を出して確認してしまいますが、本来はコーチャーがランナーに
指示を出してあげてください。
特にアウトカウントの確認や、打者が打った場合どうするのか?を「分かっているだろう」では
ミスに繋がります。
無死や一死の場面で、塁が埋まっていない場合は?ライナーやフライが上がった場合は?
ツーアウトの場合は?細かい事でも、いちいち大きな声で確認しましょう。

二つ目は、盗塁時のスタートの悪さ。
同じチームと年間を通して試合をしてるのですから、相手投手のモーションを盗めていないのも
観察力の欠如だと思います。
だから、スタートが悪くなってしまい、結果的にアウトかギリギリセーフにしかならないのです。

三つ目は、タッチアップ時に三塁ランナーがコケた場面。
私はコケて良かったと思ってます(笑いも取れたし)。
あの場面ではタッチアップしても、多分ホームで刺されてました。
無死・一死で外野にフライが上がった→タッチアップ。これは確かに基本ですが、
外野の肩、落下点とホームとの距離、野手のスローイング。ランナーにしてもコーチャーにしても
常に頭の中に入れておかなければなりません。
一点を争うような試合で、同じような形でタッチアップしてホームで刺された場合、
「積極的な走塁編」ではなく「ただの暴走」。「走塁編に対する自信」ではなく「過信」になります。
先程の観察力の話になりますが、通常相手チームのキャッチボールの様子も見れますし、
投球練習時にも投手の投球、捕手の肩、内・外野の肩、捕球姿勢、色々な部分を見れると思います。
そして、ランナーを背負った時の投手の所作、クイックが出来ているか、牽制時のクセはあるか。
ベンチにいても色々な部分を観察できると思います。

そういった部分での鈍感さ、観察力の無さが、後になって一つ一つのプレーに影響が出てくるのです。
特に、始めて対戦するチームとの試合前は感を働かせて、どこのポジションの選手にケアが
必要なのかを自分で観察し、見定めてチーム内で情報を共有します。
背番号やポジション等で確認できますよね?
つまり、アップの段階から試合は始まってるのです。

・ムード

先日の試合は点差が広がっていた事もあって、ベンチのムードも良かったと思います。
逆にこちらが点差を広げられている場合でも、あれくらいベンチは盛り上がるべきです。
点を取られて、一番苦しいのは投手です。決して自分だけが辛い訳ではないのです。
投手を励まし、エラーした野手を鼓舞し、それを打撃や声で表現する事も他の野手の仕事です。
「ピンチの時こそ声を出す」。これも大切な事です。

 




今年はもう少し試合が出来ます。
一回の勝利に酔う事無く、次の勝利を得る為に切り替えて参りましょう。

 

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