■外野手の打球判断
この内容については今までも散々書いてきていますが、
もう一度おさらい。
打球判断の初期段階で考えなければいけないのは、
単純な話で
自分より右に飛んだか?左に飛んだか?
です。
まずはここです。
自分の正中線(真ん中)よりも右方向に飛んだら右を向き、
左に飛んだら左を向けば良いのです。
出来ていない方は、まずその場で立ち往生してしまいます。
まずは右か?左か?
判断できるようにノックなどでクセをつけましょう。
次に考えるのは、
自分の立ち位置より、前か?後ろか?
です。
外野手で一番やってはいけないのは、
自分よりも後ろに打球を突破させてしまうこと。
当然前を向いて走ったほうが走りやすいので、
まずは後ろに突破されないように備えること。
その時に必要なのが半身の姿勢です。
半身になって、まずは後ろの打球に備える。
自分より前に落ちそうなら、反転して前へダッシュし、
後ろならその半身のまま後方へダッシュを行うのです。
練習などは、こういった「良いクセ」を付けるためにあるものです。
練習でエラーを恐れていては、もちろん試合でも
自分のポテンシャルを発揮できないでしょう。
また、練習は基本的にキツいもの。
苦しい中でも、「あと一本」を繰り返す事で、
初めて自分の身に付きます。
試合の流れという点で気になったこと。
この日は結果的に13安打の猛攻で勝利を得たわけですが、3回の裏に5安打で3点を先制するまではどちらに流れが転んでもおかしくない展開でした。勝って兜の緒を・・ではありませんが、初回、2回の拙攻は流れをみすみす相手に渡すところでした。振り返っておきたいと思います。
1. 初回は四球とフィルダーチョイスで無死満塁のチャンスを、サードライナーゲッツーでつぶしてしまった場面。まあ、いいあたりで思わず飛び出してしまったのは気持ちは分かるが。うーん。
2. 二回はその前のジョイアンツ戦と同じパターン。連続盗塁死。ノーアウトからヒットで出ては盗塁死、エラーで出ては盗塁死。これではみすみす流れを相手にやるようなものですね。相手のキャッチャーは勢いに乗り、味方は意気消沈。せっかく出塁しても打線の流れで勝負できないのであればと大振りになったり。流れとは心理なんですね。野球は個人の心理だけでなくチームの心理も考えないといけないんで面白いわけだけど。流れをやらないためには同じ失敗を繰り返す(チームとして)のはダメです。勝負所では話は別ですが、序盤はいかに流れをものにするかをチームとして意識したいものです。
>#10さん
>>1
走者のリードが大き過ぎたとは思います(ゴロゴーの場面ですから気持ちはとても分かります)。
ただ、あの場面で「打者が考えなくてはならない」のは、
右方向への打球=三塁走者が打球を判断しやすい・見やすい=チームバッティング。
自分が犠牲になっても、走者を何としてでも返す事ができるようになれば、
相手からすれば、とてもイヤな打線(こちらからは良い意味で)に感じてもらえるようになると思います。
>>2
結果論からすれば2アウトの場面。同じ失敗を繰り返すのは確かに良くない事です。
ただし、ラッキーだったのは投手がきちんと抑えていたこと。
攻守が別れているだけに、表と裏で非常に難しいスポーツですね。
ただし、それが盗塁であれ、進塁であれ、攻める気持ち=生還する気持ちを忘れてはいけないと思います。
積極的なプレーは今後も必要だと思いますよ。
「積極的に攻める場面」と「じっくり攻める場面」を次回の記事のテーマにしたいと思います。