11/5(土)試合雑感



 



■ベンチからの声

自軍の攻撃時に、ベンチに座ってただプレーを眺めている人をたまに見ますが、
なぜ声を出して応援してあげないのでしょう。

そういう人は、自分が打席に入った時にベンチがシーンとなっていても文句は言えません。

声を出して応援するのは、フィールドにいる時だけではありません。
そして、ベンチは休憩するところではありません。

次の打席に、また次の守備機会に備えるところです。


〜捕手考〜

■周りを見る

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捕手は、一人だけ他の野手と向い合っています。
故に、周りがよく見えるポジションでもあります。

細かい事ですが、動画の場面で#18さんはシューズのベルトを直しています。
投手の#10さんは、走者もいないので捕手のサインを確認してセットに入ります。

もしこの時、#18さんのところに打球が飛んだらどうなるでしょう?

また、ファールボールを捕りに行き、野手が守備位置にゆっくり戻るのも
草野球ではよくある風景。

その時、守備位置に戻っていないのにプレーが開始されましたら、どうなるでしょう?
もし守備位置に戻れなくて、逆転の走者を返す打球を打たれたりしたら、悔やみきれません。

もちろん、用のある野手がタイムを取る事が一番ですが、
周りが一番よく見える捕手が気を使ってタイムを取ってあげたり、
投げ急ぐ投手を制して、間を取ってあげる事も必要になります。

■次に何をしなければならないかを頭に入れておく

これは普段、別のポジションで守っている時でも同じこと。

「今、どこに走者がいるから、次に自分のところにボールが飛んだら、こう動く」
「隣のポジションにボールが飛んだら、こう動く」
「目の前のポジションにボールが飛んだら、カバーに入る」

など、常に次を考えておかねばなりません。

その為に、「◯アウト、ランナー◯塁」と声を出して確認し、
「この場合だったら、こうしよう」と、自分の考えを整理する為にも必要な事なのです。

■まずは捕ること

試合中、よく聞いた言葉。

よく高校野球の捕手を見ると、決め球の時に、思い切り腕を投手方向に
伸ばして捕球する捕手を見かけますが、私は否定派です。
もちろんボールを捕りに行ってしまうと、私も腕を伸ばした捕り方になってしまいますが。

フライやゴロを考えてみてください。
特にフライの場合、腕を伸ばした状態では非常に捕りにくい事は、
今まで何度も書いてきました。

また、腕を伸ばしてしまうと、どうしてもミットをボールに上から被せてしまう
「虫取り捕球」のかたちになってしまいます。
これまたフライを考えてもらと分かりやすいのですが、
ボールが落下する前に、グラブをボールと目線の間に出してしまうと、
捕球する瞬間が見にくくなり、掴み損ねてしまう事にもなりますよね。
捕手もそれと同じで、投手が投げたボールに上からミットを出してしまうと、
ボールを捕球する瞬間が大変見にくく、捕球し損ねてしまうのです。

ですから、捕手が構える際にも、脇を少し開けて、楽に構えること。
そして、投手が投げるタイミングで一度ミットを動かす際には
自分の体の近くにミットを寄せること。
そこからボールの軌道にミットを出すこと。

脇を開けると、楽に構える事と同時に、ミットを下から出しやすくなります。
試してみる価値はあると思います。

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