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■先頭打者
まずは守備から。初回に三者凡退に斬って取った#30さんですが、
その後の回では、先頭打者に四球を与えてしまってしまいます。
守備の流れで言えば、先頭打者をきっちり抑える(安易に出塁させない)ことが
試合の流れ、攻撃の流れを相手に与えない為にもとても大切な事です。
ですので、バッテリーのみならず、野手も特に注意して守備をする事が大切です。
次にこちらの攻撃の場合。2回と最終回を除くこちらの先頭打者は皆凡退してしまっています。
攻撃時には、「泥臭くても」良いので、いかに出塁するかが大切な事は
このブログでも散々書いてきています。
特に回の先頭打者は、エラーでも、四死球でも構わないので、
何が何でも塁に出ようとする意識が必要です。
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10/2
■フォースプレー
2回の裏。2アウト満塁で相手の攻撃中。相手打者はショートゴロを打ちます。
この時にしなくてはならない事は、確実にアウトを取ること。
一つアウトを取れれば、相手の攻撃は終わります。
であれば、一塁ではなく、ショートから一番近い塁へ送球をする事ができれば、
より確実で、より安全にアウトが取れるわけです。これは非常にモッタイナイプレーでした。
三塁寄りへショートゴロが転がれば、三塁へ投げれば良いですし、
二塁に近いショートゴロであれば、二塁へ投げる、あるいは自分で踏めば良いのです。
上の動画の理想で言えば、#10さんが捕球したボールを#3さんが二塁へベースカバーに入り、
捕球する事が出来れば、それでチェンジになります。
この時注意しなければいけないのは、「ゴロを捕球した野手は、あくまでベース上に投げること」です。
仮に、#10さんがゴロを捕球します。二塁へ投げたいのに、#3さんのベースカバーが若干遅れたとします。
この時に「ベース上にいない」からと言って、#3さんを目掛けてボールを投げる必要はありません。
投げるのはあくまでベース上。
#3さんも、ベースを踏みに来るわけですから、ベース上にきちんと投げれれば捕球しやすくなるのです。
〜捕手考〜
■まずは声で引っ張る
捕手は一番全体を見やすいポジションにいます。
そして、時には投手を励まし、時には野手を鼓舞しなければならないポジション。
自分の細かなミスをいちいち考えてる暇も時間もないポジションでもあります。
大きな声でまずはアウトカウントからでも良いので、野手全体を引っ張る。
自分への自信の無さが野手に伝わる前に、「チームを牽引するつもり」で声で引っ張る事が大切です。
■立ち位置&その他
3回にあった、本塁でのタッチプレーの場面。
当初は#18さんのスローミスのように見えるこの場面。
しかし実際は、捕手の立ち位置の問題。動画を見てください。
最初はホームでのフォースプレーの場面。次に3回のタッチプレーの場面です。
動画の最後のほうを見ると分かりやすいのですが、ベースに対して、私は前に出ています。
#14さんはベースの後側でボールを待っています。
小さな事かもしれませんが、たったこれだけの差で送球がノーバウンドで来るか、
ショートバウンドで来るかが変わります。
また、自分のところに来たボールの勢いを使いながらタッチをするのと、
一度完全に捕球し、その後自分より前にタッチしに行くのとでは、
タッチのスピードが変わります。
もちろん、ボールの勢いを利用したほうが、タッチに行くスピードは早くなります。
それ以前に、「次に何をしなければいけないか」を考えながら守るのと、
来たボールを捌くのでは、プレーも変わってきます。
先ほどの「声」にもつながりますが、考えて、自分の頭を整理するため、
野手にも状況を再確認するためにも、「◯アウト、◯塁」と声を出して、私は確認をしています。
最後に、ボールがバットに当たり前に飛んだ時点で、マスクを外すこと。
マスクは、チップしたボールやバットで怪我をしない為にするものなので、
すぐに外すクセを付けましょう。視界が全く変わります。
捕手は仕事がたくさんありますが、始めから全部をやろうとしてもなかなかできないもの。
その代わり、一つのプレーを意識して試合や練習に望むこと。
「今日はボールを後ろに逸らさないように、何としてでも前で落とす」
「フォースプレーは確実にアウトにする」
「今日はスローを意識してみる」
などなど。
小さなことからコツコツと。その小さな一歩が、ゆくゆくは自分への自信へとつながり、
上手くなるちょっとしたコツを見つける近道だと思います。