■盗塁をするか?しないか?
2回表、#6さんが盗塁をした場面。
固定ベースであれば、とても危険な走塁です。
捕手が投げて来ない状況であれば、きちんとオーバーランを行う。
ただ、自分がスライディングが上手くない=自信がないと思うのであれば、
あえて、相手野手がいないベースランニングのような状況で練習がてら
スライディングをするのもありだと思います。
スライディングをするか、しないかを
きちんと臨機応変に対応できるような走塁を心がけること。
怪我をしてしまうのは自分です。
■挟まれてしまったら…
3回表にあった挟殺プレー。
#10さんのピッチャーゴロに三塁走者であった私が飛び出してしまった場面です。
この時に挟まれた走者が考えなくてはならない事は
・自分が何とか生き残り、あわよくば次の塁(今回の場合では本塁)を狙うこと。
・自分よりも後ろにいる走者(今回であれば床屋さんと#10さん)を、
出来るだけスコアリングポジションに進められるように時間を稼ぐこと。
出来るだけ挟まれている時間を伸ばして、後ろにいる走者を
できるだけ進めるように心がけましょう。
もしかしたら挟まれている間に、相手野手がミスをしてくれるかもしれません。
■その後のスチール
上記の挟殺プレーの後に、三塁走者であった「床屋さん」が相手バッテリーの隙を突いて、
ホームベースに還ってきました。
このプレー、しっかりと理解されてますでしょうか?
野球のルールとして、「ボールデッド(プレーが止まるとき)」になるのは
・死球が発生したとき
・審判がタイムをかけたとき
です。
つまりそれ以外では、「ボールインプレー」となります。
つまり、野手は走者をタッチアウトにできますし、走者は次の塁へ進めるのです。
今回の場合、私がアウトになった時点で、相手野手が審判にタイムを求め、
実際に審判が「タイム」をコールしていれば、あのプレーは発生しない。というより、
ルール上本塁へは走れない状況でした。
また、捕手がすぐさま本塁へ向かっていれば、床屋さんのスチールは起きなかったでしょう。
こちらが守備の場合、投手に駆け寄るような場合は、きちんと審判にタイムを要求しましょう。
審判が聞いてないような状態であれば、審判に近い野手(特に野手)が、
審判にタイムをダメ押しで要求しましょう。
ちなみに、タイムが取れない状況は、「投手がモーションに入った時」など
ゲームが動いている時はタイムが取れません。
■まずはトリイチ
4回裏の場面。祭りが起きた時です。
状況としては二死満塁。
この時に内野手がまず考える事は、まずは捕球をすること。
そして、遠くよりも自分に一番近い塁へ送球するか、そのまま走って
ベースを踏んでアウトにする事です。
であるならば、内野手は通常よりも後ろめで守備し、
確実に捕球できる準備をしたほうが良いでしょう。
私は捕手が捕球する瞬間=打者がバットに当てる瞬間に一・二歩前に出るクセがあるので
この場合はそれを考慮して、一・二歩出た時に普段の定位置に来るような所に
守備すれば、心理的にも余裕が生まれますし、「まず捕る」ことをしやすい状況に
なるもっていけると思います。
〜捕手考〜
■座る位置
捕手が座る位置について。
私は意識して、特に走者がいない場合は、少し後ろめに座ります。
理由は
・インターフェアが怖いため(物理的にではなく、ムダに走者を出してしまうこと)
・打者がよく見えるため
・フルスイング後のバットが怖い(これは物理的に)
・ショートバウンドを出来るだけ前に落とすために、
前に出ながら捕球しても打撃妨害にならないようにするため
この中でも、最後の「ショートバウンドを…」という部分が、一番大きいと思います。
前に突っ込みながら体に当てても、バットに当たらない距離に位置取るように私はしています。
■立たない
私もそうですが、ショートバウンドの場合、どうしても立ちながら
捕ってしまうクセがある人がいます。
しかし立つと、目線がブレる、自分より低い位置(股下等)のガラ空きのところを
ボールが抜けていってしまう、ボールが体に当たる面積が少なくなる等、
悪いことずくめです。
レガースがきちんとありますし、レガースをつけていれば膝を付いても
痛くはないので、きちんと練習の時のような捕球姿勢で捕りに行くように
意識するだけで、結果はずいぶん変わってくると思います。
「ショートバウンドが来ても、立たない!」。
自分に言い聞かせましょう。
■マスクは取る
マスクをずっと付けていて良い事は何一つありません。
投球時以外では、すぐにマスクを外すクセをつけましょう。
マスクを着けていると視野が狭まるので、特に内外野からの本塁への送球などの時や
キャッチャーフライの時は、マスクを外していないと、ボールが捕りにくくなるので、
捕球ミスが起きやすくなってしまいます。