■ボールから目を離して良い時
そんな時は1秒もありません。
始めは#16さんのエラー出塁の動画ですが、相手チームの一塁手が捕球できなかった後、
#16さんはボールを見て、次の塁へ行けるか確認しています。
同じく三塁に行った#10さんがボールを見て、本塁へ行けるかどうか確認しています。
次に#6さんですが、エラー出塁後、一塁をオーバーランし、
その後帰塁する時にボールから目を離してしまっています。
そしてボールは本塁へ。「タラレバ」ですが、もしかしたら隙を突いて二塁へ行けたかもしれません。
二塁に行けていたら相手の野手のミスを誘う事ができたかもしれません。
これは昔から書いていますが、大切なのは「次の塁を取ろうとする気持ち」。
私は足が遅いほうですが、だからこそ送球等の「判断」と次の塁を狙う「スタート」を
特に注意しています。
野球は4つの塁を取らなければ点が入らないスポーツ。
また点が入らなければ、勝つことができないスポーツです。
塁に出たからそれで終わりなのか?
自分がセーフならそれで良いのか?
もう一度考えてみてください。
■外野のゴロ捕球
外野にゴロが転がった場合、走者がいなければ確実に打球を捕球しなければなりません。
打球が地を這うようなゴロであれば、試合前に話があったように、
膝をついて確実に捕球しても良いでしょう。
走者がいる場合は、腰を落として両手で捕球するなり、脚の速い走者であれば警戒して
場合によっては片手で捕球する必要もあるかもしれません。
腰を落とすには、膝を曲げなければなりません。
膝を曲げ、お尻を落とす事が野球における「腰を落とす」という事になります。
■外野フライの捕球
これは何度も書いていることですが、まず落下点に入る事が重要です。
打球の性質でいえば、内野フライと外野フライの一番の違いは、
「思ってるよりボールが伸びる」ということ。
内野フライは「伸びないで落ちてくるフライ」。
外野フライは「伸びながら落ちてくるフライ」と考えておいて良いと思います。
始めの落下点の話に戻りますが、外野フライでは
「落下点は自分が思っているよりも後ろ(奥)になる可能性が多い」ことを頭に入れておいてください。
ですので、まずは自分が思っている以上の後ろへ全力で走ること。
「もういいだろう」と考えた位置よりもさらに後ろへダッシュすることです。
そして、少し前に出ながら捕球できるような位置まで下がること。
「弧」を描くように廻り込んで捕球するようなイメージを常に持つ事が大切です。
それでも外野の頭を抜かれるような当たりは、必然的にヒット性の打球なのです。
■野球で得たもの
人間、どんな時でも壁にぶつかります。
全力で一生懸命やっても結果が出ない。
100%を出し切ってもやりたい事ができない。
この間までできていた事ができない。
悩み、もがき苦しんでも壁を乗り越えられない時はあるものです。
野球を一緒に楽しんでいる仲間には声を掛けましたか?
「ちょっと練習付き合ってもらえる?」
「こんな時どうしたら良いのかなぁ?」
「ちょっと変えてみたんだけどどうかなぁ?」
人に頼る事は恥ずかしい事でも、情けない事でもなんでもありません。