迷っちゃダメ

自分が試合で活躍する為に知識や技術を習得する事はとても大切なこと。
その知識や技術を使って、戦略を練る事も重要なことです。

例えば…
あの投手だから、直球は速いけど変化球はさほど変化がないから、打ちやすい変化球に合わせる。
自分は外角のほうが合わせやすいから、外角にボールが来やすいカウントにする。
あの捕手のリードは8割方初球はストレートだからそれに絞る。
逆にツーストライクに追い込まれた場合、必ず変化球が来るからそれに絞る。
などなど。

夜寝る前、球場へ向かう途中、グラウンドでのアップ中、ベンチにいる時などで色々考えられる事はあるでしょう。
ただ実際に打席に立つと、様々な事を余計に考えてしまうのも人間の不思議なところです。
それが「迷い」となり、考えが固まらないうちに次のボールを投げられ、結果三振にしなってしまう事もあります。

経験上、とっさの判断で熟考していない「考え」は「考え」ではなく、「迷い」でしかない。
経験や技術から裏付けされた「考え」よりも、「迷い」を優先させた結果は、9割悪い結果になる。
と思っています。

またその逆で、やはり考え抜いた結果は正しい選択になっている場面もたくさんありました。
始めて対戦するチームであれば、やはりベンチやコーチャーズボックスから自分の目で観察して、
他の打者との対戦を参考に考える事も大切です。
あるいは、今まで対戦した投手の中から似ている投手を思い浮かべて、その投手との違いを観察すること。
そして、その場合はどうしたら良いかを考え抜く事です。
ただし、必ず自分が打席に入る前に考えをまとめておくこと。
打席に入って、見てから考えようとしても遅いと思います（それが迷いになります）。
ですので、常日頃から試合に集中し、相手をよく見て観察する事はとても大切な事なのです。

これはもちろん野球以外でも使えます。
例えば合コン飲み会の席で、自分の容姿の理想・好みがドンピシャな相手でも、
中身がタッタラターな人ならそこから先に進むべきではないはず。
迷っちゃダメ。
迷っちゃダメ。
迷っちゃダメなんだ。